Windows 7では、タスクバーに表示された現在開いているプログラムのアイコンにカーソルを合わせると、ウィンドウのプレビューが表示されます。これによってウィンドウの状態を把握することができますが、作業によっては不要と感じる場合もあると思います。そこで今回はWindows 7でAeroのデザインが有効のままタスクバーでのプレビュー表示(ライブ タスク バー プレビュー)を無効にする方法を紹介します。
この操作ではレジストリを操作します。操作を間違えると正しく動作しなくなる場合があるので注意してください。
「スタートメニュー」を開き、検索ボックスに「regedit」と入力します。
検索結果が表示されたら、その中から「regedit.exe」を選択します(ここで設定によってはユーザーアカウント制御が表示されます)。
続いて、開いたレジストリ エディターを使って値を追加します。
左ペインから「HKEY_CURRENT_USER」>「Software」>「Microsoft」>「Windows」>「CurrentVersion」>「Explorer」>「Taskband」を選択します(スクリーンショットのようになります)。
このときステータスバーは次のスクリーンショットのように表示されています。
右ペインの何もないところで右クリックし、「新規(N)」>「DWORD (32 ビット) 値(D)」を選択します。
名前を「MaxThumbSizePx」とします。
作成したキーの上で右クリックし、「修正(M)...」を選択すると、「DWORD (32 ビット) 値の編集」が表示されるので、「値のデータ(V):」を「1」にします。
スクリーンショットのように、名前が「MaxThumbSizePx」、値が「1」となっていることを確認します。
レジストリ エディターを閉じ、一旦ログオフした後再度ログインすれば適用されます。このとき、ログオフの代わりに再起動しても問題ありません。
これで作業は終了です。
この設定を無効化するには、このときに作成した「MaxThumbSizePx」の上で右クリックし、「削除(D)」を選択します。確認画面が出たら、操作を間違えていないことを確認してから「はい(Y)」を選択します。
当サイトのテスト環境下では「DWORD (32 ビット) 値の編集」で指定する値は「0」でも問題ありませんでした。
この設定は、本来表示するプレビューの大きさを変更する場合に用いるものです。ここでは、その値を小さいものにして表示させない(見せない)ようにしています。