SoftEther VPNの通信速度が遅い場合のメモ
2022/05/15 公開
SoftEther VPNの通信速度が遅い場合に変更した設定をメモしておきます。
前提条件
VPS上にSoftEther VPNをセットアップして使用することがありますが、ある環境にて思ったように速度が出ないことがありました。
この記事ではクライアントからVPNサーバを経由して外部(スピードテスト等)へのアクセスを想定しており、環境はサーバ:Rocky Linux 8 + Server Ver 4.38 Build 9760⇔クライアント:Windows 10 + Client Ver 4.38 Build 9760です。
UDP高速化機能を無効化
結論として、管理人の環境においてはUDP高速化機能を無効化しました。
※環境によるため、すべての環境で効果が期待できるわけではありません。
SoftEther VPN Server側で設定変更する場合
こちらはサーバ側で設定変更するため、すべての接続に反映されます。
※管理人の場合はこちらを実施
SofeEther VPN サーバー管理マネージャでサーバに接続し、対象の「仮想HUBの管理」を選択します。
「仮想HUBのプロパティ」を選択し、「仮想HUB拡張オプションの編集」を開きます。
値の名前が「DisableUdpAcceleration」の設定値を「1」とします。
保存/OKで設定を保存すれば完了です。
SoftEther VPN Client側で設定変更する場合
こちらは使用するクライアントそれぞれで設定変更する必要があります。
クライアントのSoftEther VPNクライアント接続マネージャを開き、対象の接続設定を右クリックして「プロパティ」を開きます。
「高度な通信設定」を開きます。
「UDP高速化機能を無効にする」にチェックを入れます。
OKで設定を保存すれば完了です。