無料のSSL証明書に対応したレンタルサーバが出始めている件
これまでレンタルサーバで独自ドメインに“無料の”SSL証明書を導入するのは現実的ではありませんでしたが、最近では公式に無料のSSL証明書に対応したレンタルサーバが出てきているようです。
レンタルサーバとSSL(証明書)の関係
これまでレンタルサーバでSSL(証明書)というと、サーバ側の用意しているドメインに対する共有SSLを使うか、自分でSSLを用意して導入するパターンが主でした。
共有SSLを使う場合はレンタルサーバ側の用意したドメイン(サブドメイン)を使うことになるため独自ドメインが使えず、独自ドメインでSSLを使用するためには多くの場合で別途有償のSSLサービスを契約する必要がありました。
一方、VPSを借りて自分でサーバを立てる場合などでは、Let’s Encryptを使用して独自ドメインに対して無償でSSL証明書を発行できるというメリットがありましたが、サーバを自分で立てるというのはハードルの高いことでもありました。
(厳密にいえばレンタルサーバでもLet’s Encryptの証明書を別途用意して導入することは可能でしたが、3か月という短い有効期限のため、毎回手動でレンタルサーバに導入しなおすのは面倒であり、あまり現実的な方法ではありませんでした。)
最近公式にLet’s Encryptに対応したレンタルサーバが出てきた
ところが最近、レンタルサーバに前述のLet’s Encryptをサーバ側で公式に導入できる機能が追加されたサービスが出てきました。
(例:スターサーバーのサービスやバリュードメイン系サーバのサービス)
この機能を使えば、VPSのように自分でセキュリティ等を気にしながらサーバを構築することなく、レンタルサーバ上でSSL化した独自ドメインのサイトを運営できることになります。
常時SSL化が進んでいる中で個人サイトでもSSLを使用する機会が増えていますが、“独自ドメインを使用しているとSSL代が余計にかかる”という悩みもこれで解消するかもしれません。
管理人も機会があればこのようなサービスを利用してみようと考えています。