VirtualBoxにUbuntu 14.04 LTSをインストールする(インストール編)
前回の記事に続き、Windows環境にインストールしたOracle VM VirtualBoxを使用してUbuntu Desktop 14.04 LTSをインストールする方法をまとめます。インストール作業のうち、今回は実際にインストールする方法を紹介します。
以前当サイトでUbuntu 12.04 LTSのインストールについて記事を公開した時と同様に、記事が長くなるので「準備編」と「インストール編」の2回に分割されています。
準備編
記事が長くなってしまうため、ここまでの手順は別記事となります。
「VirtualBoxにUbuntu 14.04 LTSをインストールする(準備編)」でインストール前の準備を紹介しています(読んでいない場合はこのページの手順を進める前に参考として読んでおくことをお勧めします)。
Ubuntu 14.04 LTSをインストールする
前回の記事で作成した仮想マシンが選択された状態で「起動(T)」を選択します。
しばらく待つとディスクイメージから起動し、セットアップのための画面が表示されます。
「ようこそ」の画面が表示されたら「Ubuntu をインストール」を選択します。
「Ubuntu のインストール準備」では、確認項目の条件を満たしていることを確認してから、任意で下2つのチェックボックスをチェックして「続ける」を選択します。
今回は「インストール中にアップデートをダウンロードする」と「サードパーティーのソフトウェアをインストールする」の両方にチェックを入れています。
「インストールの種類」では「ディスクを削除してUbuntuをインストール」を選択して「続ける」を選択します。
※今回は新規仮想ハードドライブに対してインストールを行っているため上記の選択肢を選択していますが、既存の仮想ハードドライブを使用している等の環境では、状況に応じて適切な項目を選択してください。
「どこに住んでいますか?」では現在の地域(日本なら「Tokyo」)を指定して「続ける」を選択します。
「キーボードレイアウト」では現在使用しているキーボードレイアウトを選択して「続ける」を選択します。基本的に自動選択されますが、Windows環境で標準的なキーボードレイアウトは「日本語」となります。
「あなたの情報を入力してください」では「あなたの名前」,「コンピューターの名前」,「ユーザー名の入力」,「パスワードの入力」,「パスワードの確認」の各項目を入力します。パスワードが短い場合、スクリーンショットのように「短いパスワード」と表示されますが、そのパスワードを使用できないわけではありません。
標準では「ログイン時にパスワードを要求する」が選択され、この設定では自動的にはログインされず、ログイン時にはパスワードを要求されます。「自動的にログインする」を選択すると、自動的にログインされ、起動時のログイン画面でパスワードを要求されません。また、ホームフォルダを暗号化する場合は「ホームフォルダを暗号化する」を選択します。
今回は仮想マシンで使用するためのインストールなので、短いパスワードのままインストールを行っています。また、自動的にログインする設定としています。
すべての項目を入力・設定したら「続ける」を選択します。
するとインストールが始まります。そのまま完了するまで待ちます。
インストールが完了すると、「インストールが完了しました」が表示されるので「今すぐ再起動する」を選択して再起動します。
「Please remove installation media and close the tray (if any) then press ENTER:」と表示されたら「Enter」キーを押します。
Guest Additionsのインストール
再起動後、画面のサイズが異常に小さいという問題がありました。
このような問題の解決や、ホストOS‐ゲストOS間での共有など、UbuntuをOracle VM VirtualBox上でより快適に使用するために、「Guest Additions」をインストールすることを推奨します。
仮想マシンのウィンドウの「デバイス」メニューを開き、「Guest Additions のCDイメージを挿入…」を選択します。
「”VBOXADDITIONS_4.3.10_93012″には自動的に起動するソフトウェアが含まれています。実行しますか?」が表示されたら「実行する(R)」を選択します。
※画面が小さい場合はスクリーンショットのようにすべてが表示されないことがあります。
※ディスク名は使用しているOracle VM VirtualBoxのバージョンにより異なりますので、適宜読み替えてください。
「認証」画面が出てくるので、インストール時に設定したパスワードを入力します。
スクリーンショットのように、Terminalに「Press Return to close this window…」と表示されたら「Enter」キーを押して画面を閉じます。
再起動すれば作業は完了です。