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PC雑記帳

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サイトのHTTPS対応を検討する

2016/07/24 公開

最近ではサイト全体をHTTPS対応しているところが増えてきました。当サイトでも現在対応を検討中ですが、その際にどこでSSL証明書を取得するか簡単に比較したのでメモしておきます。

※本記事内での「効果的違い」は単に「HTTPSに対応するかどうか」という点で書いており、各種証明書の認証レベル等の違いについて触れているわけではありません。

証明書は有料で取得するか無料のものを使うか

これまでSSL証明書といえば有料で取得するのが基本でしたが、現在では「Let’s Encrypt」が登場し、無料でも取得できるようになりました。

また、有料の証明書にも格安のものがあり、個人のサイトで使用する程度であれば十分に使えます。

そのため、サイトをHTTPSに対応させることの金銭的な敷居は低くなったといえます。

ただし、有料(かつ格安)の証明書と無料の証明書には効果的違いはありませんが、無料の場合は少し面倒な部分もありますが…

Let’s EncryptでSSL証明書を取得する場合

ここでは実際の取得方法には触れませんが、取得方法を解説したサイトがありますので、ある程度の知識があれば導入は可能です。

また、「SSL BOX」経由でこの証明書を取得できるサービスもあり(無料)、この方法で取得すればVPS等でサーバを運用している場合以外(レンタルサーバなど)でも導入できます。

ただし、ここで問題なのは、証明書の有効期限が90日間であることです。

サーバを運用し、かつそこでcronを回して有効期限が切れる前に自動更新するように設定すればあまり期限は関係ありません。

しかし、レンタルサーバなどに毎回手動で証明書をアップロードする必要がある場合には、期限が短いため忘れずに処理する必要があります。

有料の証明書でコストが比較的安く済むのはどこか

有料の証明書を取得することにした場合、高いものから安いものまでさまざまあり、種類によっては取得が容易な物から厳格なものまであります。

ただし、個人のサイトをただHTTPS対応にしたいだけであれば、安価な証明書で十分とも考えられます。

比較的安く証明書を取得できる例として、「SSL BOX」,「さくらのSSL」,「SSLストア」の格安な証明書などがあります。

2016/07/24現在、今回例に挙げた3サービスの格安な証明書の価格は次のようになっています。価格は期間が1年/2年/3年の順に並べています。

  • SSL BOX CoreSSL:1,069円/1,922円/2,559円(税込)
  • さくらのSSL ラピッドSSL:1,620円/2,916円/3,456円(税込
  • SSLストア ラピッドSSL(ファイル認証):1,620円/2,916円/3,456円(税込)
  • SSLストア PositiveSSL:1,200円/2,200円/3,200円(税込)

個人的には、「SSL BOX」ではドメイン取得・更新時に付与されるポイントを10%使用でき、実質の価格もさらに安くなるので、候補として検討しています。

ただし、認証機関が異なるなどの微妙な違いは当然ありますが、効果的違いはありませんので、自分にあったところを選ぶとよいでしょう。